二部式の帯はやっぱりイヤ

こんばんは

紅やの紅です

 

涼しくなったからなのか、久しぶりに「着付け」の番組が放送されていたので見てみました。

 

日本女性が着物を着ないのは

「着付けが難しい」

ことが原因だという仮説の元、簡単に着られるアイテムを紹介してました。

今回新しい発見を期待していましたが、ありませんでした。

 

「着付けが難しいから着ない」

そうかな〜?

私の周りには、着付けができる方たくさんいますが、

それでも着物を着ないですよ。

 

簡単に着られるアイテム

その一つに、二部式の帯が紹介されてました。

しかもわざわざお母様の形見の帯を切って作るというストーリーを。

 

確かに番組に出ていた講師の言葉通り

「着ないほうがもったいない」

というご意見はもっともです。

 

 

でも、私はやっぱり嫌。

 

着物を着るようになったらわかることってあります。

 

帯を二部式にするのは、よほどの事情がない限り避けましょう。

すでに二部式の帯になっているものは、それはそれで大事に使ってください。

 

洋服を着ていると感じられないことかもしれませんが、

着物や帯はその存在自体が作品なんです。

 

着物の着付けは、着物への愛があれば乗り越えられないほど難しくありません。

肌襦袢が面倒だって番組で言ってましたが、肌襦袢は肌触りもいいし、吸水性もあって汗から着物を守る優れものです。洗濯だって簡単です。

 

時代は変わったのだと思うので、大きな声を上げるつもりはありませんが、

大量消費の時代の物との向き合い方、それがベストだとは思えません。

 

自分が自分が・・・

「着るものは自分の引き立て役」っていう感じ。

そんな気持ちが好きになれないな〜と思う紅でした。

 

 

写真は、以前作ったミニチュアの総絞りの着物。制作過程の一枚です。本文とは関係ありませんね。